きさま!見ているなッ!!

VirtualBoxの仮想マシンにCentOSをインストールする

  • 2019-06-08
  • 2019-08-15
  • Linux

Linuxに興味はあるがいまいちよくわからない、検証や学習用にLinux環境をお手軽に構築したいと思っているアナタ。

VirtualBoxを使って、CentOS(Linuxの一種)をインストールしてみませんか。
どちらも無料で使えますよ。

CentOSは、本番環境のサーバーでも使われているほど有名なLinux系OSの一つです。
一度は触れてみるのもよいのではないでしょうか。

本記事では、WindowsにインストールしたVirtualBoxで仮想マシンを作成し、その仮想マシンにCentOSをインストールする手順をご紹介します。

まだVirtualBoxをインストールしていない方は、こちらの記事をご覧ください。

環境

今回構築する環境情報です。

名称バージョン情報説明
ホストOSWindows 10 ProPC本体
ゲストOSCentOS 7.6今回インストールするLinux系OS
仮想化ソフトウェアOracle VM VirtualBox 6.0仮想環境を構築する

CentOSをダウンロードする

まずは、CentOSを公式サイトからダウンロードしましょう。

CentOS公式サイト

CentOSダウンロード1

「Get CentOS Now」をクリックします。

CentOSダウンロード2

全部入りの「DVD ISO」をクリックします。
※ISOとは、複数のファイルやフォルダがまとまったファイルのことです。

CentOSダウンロード3

どこからダウンロードしても構いません。
だいたい15分くらいかかります。

VirtualBoxで仮想マシンを作成する

仮想マシン作成

VirtualBoxを起動し、仮想マシンを作成します。

仮想マシン作成1

「新規」をクリックします。

仮想マシン作成2

以下の通り設定します。※名前は、お好きな名前で構いません。

  • 名前:CentOS
  • マシンフォルダー:(デフォルト)
  • タイプ:Linux
  • バージョン:Red Hat (64-bit)

※「64-bit」が選択肢に出てこないときは、BIOSの設定で仮想化支援機能をオンにしてください。

仮想マシン作成3

メモリーサイズは、「2048MB」にしました。
※お使いの環境に合わせて、変更してください。

仮想マシン作成4

「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、「作成」をクリックします。

仮想マシン作成5

「VDI (VirtualBox Disk Image)」を選択し、「次へ」をクリックします。

仮想マシン作成6

今回は、サイズ変更がしやすい「可変サイズ」を選択しました。

仮想マシン作成7

仮想ハードディスクのサイズは、「30GB」にしました。
※お使いの環境に合わせて、変更してください。

「作成」をクリックすると、仮想マシンが作成されます。

仮想マシン設定

作成した仮想マシンにCentOSをインストールするための設定をします。

仮想マシン作成8

右側の設定をいくつか変更していきます。
まずは、「一般」をクリックします。

仮想マシン作成9

設定画面が表示されますので、「一般」の「高度」をクリックします。

ホストOS(Windows)とゲストOS(CentOS)でクリップボードの共有とファイルのやり取りができるように、どちらも「双方向」に変更します。

仮想マシン作成10

左側の「システム」を選択し、「プロセッサー」をクリックします。
プロセッサー数を「4」に変更しました。
※お使いの環境に合わせて、変更してください。

仮想マシン作成11

左側の「ストレージ」を選択し、「光学ドライブの追加」をクリックします。
※先ほどダウンロードしたCentOSのISOファイルを設定します。

仮想マシン作成12

「ディスクを選択」をクリックします。

仮想マシン作成13

「追加」をクリックします。

仮想マシン作成14

CentOSのISOファイルを選択し、「開く」をクリックします。

仮想マシン作成15

CentOSのISOファイルを選択し、「選択」をクリックします。

仮想マシン作成16

CentOSのISOファイルが設定されていることを確認します。

仮想マシン作成17

左側の「ネットワーク」を選択し、「アダプター1」でNAT(Network Address Translation)が割り当てられていることを確認します。(デフォルト)
※NATは、ゲストOS(CentOS)がインターネットに接続するために使用します。

仮想マシン作成18

次に「アダプター2」をクリックし、「ホストオンリーアダプター」を割り当て、有効化します。
※これは、ゲストOS(CentOS)とホストOS(Windows)の通信で使用します。

CentOSインストール前の設定は、以上で終了ですので、「OK」をクリックします。

CentOSをインストールする

それでは、CentOSをインストールしていきましょう。

CentOSインストール1

VirtualBoxで仮想マシン(CentOS)を選択し、「起動」をクリックします。

CentOSインストール2

キーボード操作で「Install CentOS 7」を選択して、Enterキーを押します。

※ここからの作業では、ゲストOS(CentOS)にマウス制御が渡るとホストOS(Windows)にただでは戻ってきません。キーボードの右のCtrlキーを押すとホストOS(Windows)にマウス制御を戻すことができます。

CentOSインストール3

「日本語」を選択して、「続行」をクリックします。

CentOSインストール4

「ソフトウェアの選択」をクリックします。

CentOSインストール5
  • ベース環境:サーバー(GUI使用)
  • 選択した環境のアドオン:開発ツール

今回は、GUIの環境を構築します。
アドオンは、後で「yum」コマンドでもインストールできます。

CentOSインストール6

「インストール先」をクリックします。

CentOSインストール7
  • ローカルの標準ディスク:ATA VBOX HARDDISK
  • パーティション構成:パーティションを自動構成する

パーティション構成とは、Windowsでいうところの「CドライブとDドライブを構成する」みたいな設定です。自由にストレージを分割したい場合は、「パーティションを自分で構成する」を選択してください。

CentOSインストール8

「KDUMP」をクリックします。

CentOSインストール9

KDUMPは、システムがクラッシュしたときに、情報を取得するツールです。
今回は、無効化しておきます。本番環境では、有効化する運用を検討しましょう。

CentOSインストール10

「ネットワークとホスト名」をクリックします。

CentOSインストール11
  • Ethernet(enp0s3):オン
  • Ethernet(enp0s8):オン
  • ホスト名:centos ※ご自由に設定
CentOSインストール12

一通り設定が終わったので、「インストールの開始」をクリックします。

CentOSインストール13

インストール完了まで時間がかかります。
その間に「ROOTパスワード」を設定しておきましょう。

CentOSインストール14

簡単なパスワードだと「完了」を2回押す必要があります。
ご覧の方は、複雑なパスワードを設定してくださいね。

CentOSインストール15

環境にもよりますが、15分~20分くらい待ちます。

CentOSインストール16

インストールが完了したら、「再起動」をクリックします。

CentOSインストール17

上の「CentOS Linux (3.10.0-957.el7.x86_64) 7 (Core)」を選択し、Enterキーを押します。

CentOSインストール18

「LICENSE INFORMATION」をクリックします。

CentOSインストール19

ライセンス契約に同意します。

CentOSインストール20

「ネットワークとホスト名」は、先ほどと同じです。
enp0s8、enp0s3どちらもオンにしておいてください。

ユーザーの作成はせずに「設定の完了」をクリックします。

CentOSインストール21

ユーザーの簡単な設定が始まります。
「日本語」をクリックします。

CentOSインストール22

「日本語」をクリックします。

CentOSインストール23

位置情報サービスは、不要であれば「オフ」にします。

CentOSインストール24

お住まいの地域を設定します。

CentOSインストール25

オンラインアカウントは、不要であれば「スキップ」をクリックします。

CentOSインストール26

ユーザー情報は、ご自由に設定してください。

CentOSインストール27

ご覧の方は、複雑なパスワードを設定してくださいね。

CentOSインストール28

お疲れさまでした!
それでは、CentOSを使い始めましょう。

CentOSインストール29

初めに操作方法の紹介があります。確認したら「×」で閉じてください。

CentOSインストール30

インストール後の設定

Guest Additionsをインストールする

CentOSの初期設定は、別途する必要がありますが、ひとまず、マウス制御がゲストOS(CentOS)に奪われるのを解消しておきましょう。

Guset Additionsという拡張機能をインストールすることで、マウス操作やゲストOS(CentOS)のウィンドウサイズ変更がシームレスになります。
さらに、共有フォルダの使用やクリップボードの共有などができるようになります。

CentOS設定1

rootに切り替えるため、「ログアウト」します。
今回は、確認の意味も込めて、rootで作業します。

※rootでの操作は、大変危険です。操作ミスでシステムを破壊してしまう可能性もあります。
本来は、rootでのログインは禁止です。一般ユーザーで「su」コマンドを使用し、一時的にroot権限で作業するようにしましょう。

CentOS設定2

アカウントの選択画面が表示されます。
「アカウントが見つかりませんか?」をクリックします。

CentOS設定3

ユーザー名に「root」と入力し、「次へ」をクリックします。

CentOS設定4

パスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。
※一般ユーザーと同じように簡単な初期設定が始まります。

CentOS設定5

ログインしたら、「アプリケーション」→「システムツール」→「端末」をクリックします。

CentOS設定6

カーネル関連のパッケージを確認するために、以下のコマンドを実行します。

yum list installed | grep kernel

上の画像のように他のアプリケーションの影響でロック待ちになってしまうことがあります。
その場合は、「Ctrl + C」で「yum」コマンドを終了させて、「reboot」コマンドでゲストOS(CentOS)を再起動してください。

reboot
CentOS設定7

再起動したら、「端末」で先ほどの「yum」コマンドを実行します。

  • kernel-devel.x86_64
  • kernel-headers.x86_64

上記のパッケージがインストールされていないことがあります。
その場合は、以下のコマンドを実行し、インストールしてください。

yum -y install kernel-devel kernel-headers

カーネル関連のパッケージの確認ができたら、以下のコマンドを実行し、ゲストOS(CentOS)にインストールされているパッケージのアップデートをします。

yum -y update
CentOS設定8

しばらく待ちます。
正常にアップデートが完了したら、「reboot」コマンドで再起動します。

CentOS設定9

カーネルのアップデートもされています。
一番上を選択し、Enterキーを押します。

CentOS設定10

再起動したら、再度「端末」で「yum」コマンドを実行し、カーネル関連のパッケージを確認します。
バージョンが「3.10.0-957.12.2.el7」にアップデートされていますね。

CentOS設定11

準備が整いましたので、「Guest Additions」をインストールします。
右のCtrlキーを押して、マウス制御をホストOS(Windows)に戻します。
「デバイス」→「Guest Additions CD イメージの挿入…」をクリックします。

CentOS設定12

「実行する」をクリックします。

CentOS設定13

「端末」が起動し、インストールが始まります。
「Press Return to close this window…」が表示されたら、Enterキーを押して「端末」を閉じます。

CentOS設定14

イントールが完了しましたので、CDイメージを右クリックして「取り出す」で取り出しておきましょう。

さて、マウスの調子はどうですか。もう右のCtrlキーを押さなくても大丈夫ですね。ウィンドウサイズもスムーズに変更できるようになりましたね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。それほど難しくなく、Linux環境が構築できたかと思います。
Linuxといえば黒い画面でコマンド入力するようなイメージがあるかもしれませんが、今回のようにデスクトップ環境も構築できます。

まだインストールしたばかりですので、初期設定やセキュリティ設定などを行う必要があります。
次回は、その辺りを実施しながら、Linux環境にも慣れていきましょう。

CentOSインストール
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