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VirtualBoxの仮想マシンにOracle Linuxをインストールする

  • 2019-11-22
  • 2019-11-22
  • Linux

Oracle Database 用に Linux 環境を構築する際には、Oracle 製品に最適化した Oracle Linux がおススメです。

Oracle Linux は、オラクルが提供する Red Hat Enterprise Linux(RHEL)をベースとした Linux ディストリビューションです。Oracle アカウントがあれば、無償で利用することができます。

本記事では、Windows にインストールした VirtualBox で仮想マシンを作成し、その仮想マシンに Oracle Linux をインストールする手順をご紹介します。

まだ VirtualBox をインストールしていない方は、こちらの記事をどうぞ。

環境

・環境情報

名称バージョン情報説明
ホストOSWindows 10 ProPC本体
ゲストOSOracle Linux 7.7今回インストールするLinux系OS
仮想化ソフトウェアOracle VM VirtualBox 6.0仮想環境を構築する

Oracle Linuxをダウンロードする

Oracle Technology Network(OTN)ダウンロードページから ISO ファイルをダウンロードします。

OracleLinuxダウンロード1

Oracle Software Delivery Cloud のリンクをクリックします。

OracleLinuxダウンロード2

サインインをクリックし、Oracle アカウントでサインインします。

OracleLinuxダウンロード3

「すべてのカテゴリ」を選択し、「Oracle Linux」を検索します。

OracleLinuxダウンロード4

「Oracle Linux 7.7.0.0.0」をクリックし、カートに追加します。チェックアウトをクリックするとダウンロードページに遷移します。

OracleLinuxダウンロード5

プラットフォームで「x86 64 bit」を選択し、続行をクリックします。

OracleLinuxダウンロード6

「ライセンス契約の条件を受諾します」にチェックし、続行をクリックします。

OracleLinuxダウンロード7

「V983339-01.iso」のみ選択し、ダウンロードをクリックします。

ダウンロードマネージャー「Oracle_SSN_DLM_11201442.exe」がダウンロードされるので、実行します。

OracleLinuxダウンロード8

「V983339-01.iso」のダウンロードが開始されるので、終了まで待ちます。

VirtualBoxで仮想マシンを作成する

仮想マシン作成

VirtualBox を起動し、仮想マシンを作成します。

OracleLinux仮想マシン1

「新規」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン2

名前と OS タイプを設定します。

  • 名前:OracleLinux
  • マシンフォルダー:(デフォルト)
  • タイプ:Linux
  • バージョン:Oracle (64-bit)

※「64-bit」が選択肢に出てこないときは、BIOSの設定で仮想化支援機能をオンにしてください。

OracleLinux仮想マシン3

メモリーサイズを「4096MB」で設定します。
※最小構成の推奨は、2 個の論理 CPU と論理 CPU ごとに 1GB のメモリー

OracleLinux仮想マシン4

「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、「作成」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン5

「VDI (VirtualBox Disk Image)」を選択し、「次へ」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン6

サイズが変更しやすい「可変サイズ」を選択して、「次へ」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン7

仮想ハードディスクのサイズは、「30GB」で設定します。
※推奨は、5GB 以上

「作成」をクリックすると、仮想マシンが作成されます。

仮想マシン設定

作成した仮想マシンに Oracle Linux をインストールするための設定をします。

OracleLinux仮想マシン8

仮想マシン(Oracle Linux)の「一般」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン9

「一般」の「高度」をクリックします。
ホスト OS(Windows)とゲスト OS(Oracle Linux)でクリップボードの共有とファイルのやり取りができるように、どちらも「双方向」に変更します。

OracleLinux仮想マシン10

「システム」の「プロセッサー」をクリックします。
プロセッサー数は、「4」で設定します。※最小構成の推奨は、2 個の論理 CPU と論理 CPU ごとに 1GB のメモリー

OracleLinux仮想マシン11

「ストレージ」を選択し、「光学ドライブの追加」をクリックします。
※先ほどダウンロードした Oracle Linux の ISO ファイルを設定します。

OracleLinux仮想マシン12

「ディスクを選択」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン13

「追加」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン14

Oracle Linux の ISO ファイル(V983339-01.iso)を選択し、「開く」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン15

Oracle Linux の ISO ファイル(V983339-01.iso)を選択し、「開く」をクリックします。

OracleLinux仮想マシン16

Oracle Linux の ISO ファイル(V983339-01.iso)が設定されていることを確認します。

OracleLinux仮想マシン17

「ネットワーク」の「アダプター1」でNAT(Network Address Translation)が割り当てられていることを確認します。(デフォルト)
※NAT は、ゲスト OS(Oracle Linux)がインターネットに接続するために使用します。

OracleLinux仮想マシン18

「アダプター2」をクリックし、「ホストオンリーアダプター」を割り当て、有効化します。
※ゲスト OS(Oracle Linux)とホスト OS(Windows)の通信で使用します。

Oracle Linux インストール前の設定は、以上で終了です。「OK」をクリックします。

Oracle Linuxをインストールする

Oracle Linux をインストールしていきます。

OracleLinuxインストール1

VirtualBox で仮想マシン(OracleLinux)を選択し、「起動」をクリックします。

OracleLinuxインストール2

インストール時の画面の解像度を変更するため、「Install Oracle Linux 7.7」を選択した状態で「Tabキー」を押下します。

※ゲスト OS(OracleLinux)とホスト OS(Windows)のマウス制御を切り替える場合は、キーボードの右 Ctrl キーを押下します。

OracleLinuxインストール3

インストールオプションの入力欄が表示されます。

OracleLinuxインストール4

「resolution=1024×768」を設定して、Enterキーを押下します。

OracleLinuxインストール5

「日本語」を選択して、「続行」をクリックします。

OracleLinuxインストール6

「ソフトウェアの選択」をクリックします。

OracleLinuxインストール7
  • ベース環境:サーバー(GUI 使用)
  • 選択した環境のアドオン:開発ツール

GUI の環境を構築します。アドオンは、後で「yum」コマンドでもインストールできます。

OracleLinuxインストール8

「インストール先」をクリックします。

OracleLinuxインストール9
  • ローカルの標準ディスク:ATA VBOX HARDDISK
  • パーティション構成:パーティションを自動構成する

※自由にストレージを分割したい場合は、「パーティションを自分で構成する」を選択し、設定します。

OracleLinuxインストール10

「KDUMP」をクリックします。

OracleLinuxインストール11

KDUMPは、システムがクラッシュしたときに、情報を取得するツールです。今回は、無効化しますが、本番環境では、有効化する運用を検討しましょう。

OracleLinuxインストール12

「ネットワークとホスト名」をクリックします。

OracleLinuxインストール13
  • Ethernet(enp0s3):オン
  • Ethernet(enp0s8):オン
  • ホスト名:oracle.linux.oracle12c.jp

ネットワークを有効化して、ホスト名も設定します。

OracleLinuxインストール14

「インストールの開始」をクリックします。

OracleLinuxインストール15

インストール完了まで時間がかかります。その間に「ROOT パスワード」を設定しておきます。

OracleLinuxインストール16

簡単なパスワードだと「完了」を2回押す必要があります。

OracleLinuxインストール17

インストールが完了したら、「再起動」をクリックします。

OracleLinuxインストール18

「Oracle Linux Server(4.14.35-1902.3.2.el7uek.x86_64 with Unbreakable Enterprise Kernel)」を選択し、Enterキーを押下します。

Oracle Linux 7 には、Unbreakable Enterprise Kernel(UEK)と Red Hat Compatible Kernel(RHCK)のカーネルが含まれています。UEK は、Oracle 製品で使用される標準のカーネルです。今回は、UEK を使用しますが、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)カーネルとの正確な互換性が要求される場合は、RHCK の使用を検討します。

OracleLinuxインストール19

「LICENSE INFORMATION」をクリックします。

OracleLinuxインストール20

ライセンス契約に同意します。

OracleLinuxインストール21

「ネットワークとホスト名」は、先ほどと同じです。enp0s8、enp0s3 どちらもオンにしておきます。

ユーザーの作成はせずに「設定の完了」をクリックします。

OracleLinuxインストール22

ユーザー設定が始まります。「日本語」をクリックします。

OracleLinuxインストール23

「日本語」をクリックします。

OracleLinuxインストール24

位置情報サービスは、不要であれば「オフ」にします。

OracleLinuxインストール25

タイムゾーンを「東京、日本」で設定します。

OracleLinuxインストール26

オンラインアカウントは、不要であれば「スキップ」をクリックします。

OracleLinuxインストール27

ユーザーを作成します。

OracleLinuxインストール28

ユーザーのパスワードを設定します。

OracleLinuxインストール29

Oracle Linux が使えるようになりました。

OracleLinuxインストール30

初めに操作方法の紹介があります。確認したら「×」で閉じます。

OracleLinuxインストール31

インストール後の設定

Oracle Linux の初期設定は、別途する必要がありますが、ひとまず、下記を実施しておきます。

  • インストール済みパッケージのアップデート
  • 拡張機能(Guset Additions)のインストール

Guset Additions という拡張機能をインストールすることで、マウス操作やゲスト OS(Oracle Linux)のウィンドウサイズ変更がシームレスになります。さらに、共有フォルダの使用やクリップボードの共有などができるようになります。

インストール済みパッケージのアップデート

OracleLinuxインストール32

root に切り替えるため、「ログアウト」します。

※root での操作は、大変危険です。操作ミスでシステムを破壊してしまう可能性もあります。本来は、root でのログインは禁止です。一般ユーザーで「su」コマンドを使用し、一時的に root 権限で作業するようにしましょう。

OracleLinuxインストール33

「アカウントが見つかりませんか?」をクリックします。

OracleLinuxインストール34

ユーザー名に「root」と入力し、「次へ」をクリックします。

OracleLinuxインストール35

パスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。※一般ユーザーと同じように簡単な初期設定が始まります。

OracleLinuxインストール36

ログインしたら、「アプリケーション」→「システムツール」→「端末」をクリックします。

OracleLinuxインストール37

カーネル関連のパッケージを確認するために、以下のコマンドを実行します。

yum list installed | grep kernel

上の画像のように他のアプリケーションの影響でロック待ちになってしまうことがあります。その場合は、「Ctrl + C」で yum コマンドを終了させて、reboot コマンドでゲスト OS(Oracle Linux)を再起動してください。

reboot
OracleLinuxインストール38

再起動したら、「端末」で先ほどの yum コマンドを実行して、カーネル関連のパッケージを確認します。

OracleLinuxインストール39
yum -y update

yum コマンドでインストール済みパッケージをアップデートします。

OracleLinuxインストール40

アップデートが完了したら、reboot コマンドで再起動します。

OracleLinuxインストール41

再起動したら、再度「端末」で yum コマンドを実行し、カーネル関連のパッケージを確認します。バージョンが「4.14.35-1902.7.3.1.el7uek」にアップデートされています。

Guest Additionsをインストールする

OracleLinuxインストール42

右 Ctrl キーを押下し、マウス制御をホスト OS(Windows)に戻します。「デバイス」→「Guest Additions CD イメージの挿入…」をクリックします。

OracleLinuxインストール43

「実行する」をクリックします。

OracleLinuxインストール44

「端末」が起動し、インストールが始まります。「Press Return to close this window…」が表示されたら、Enter キーを押して「端末」を閉じます。

OracleLinuxインストール45

イントールが完了したので、CD イメージを右クリックして「取り出す」で取り出しておきます。

マウス制御、ウィンドウサイズの変更がスムーズにできるようになっていますね。

まとめ

Oracle Database などの Oracle 製品を扱う際には、Oracle 製品に最適化した Oracle Linux がおススメです。Oracle アカウントがあれば、無償で利用できるので、一度、試してみてはいかがでしょうか。

カーネルも Unbreakable Enterprise Kernel(UEK)と Red Hat Compatible Kernel(RHCK)が含まれているので、要件に合わせて使用するカーネルを検討しましょう。

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